長年都内で生活していると、転職先も無意識的に東京都内近辺で探してしまうかもしれません。
確かに親しみがあり、便利なインフラが整った都心部で求人を探す事には大きなメリットがあります。
ただし、いわゆる地方都市にも魅力的な転職情報は豊富です。
昭和平成の頃は地方よりも都心の方が、給与面やキャリア面で優位な職場が多かったかもしれません。
しかし昨今においては東京以外の地方にも、待遇の良い転職希望者向けの求人が増えてきており、
スローライフに憧れがある方は移住と転職を一挙にまとめて行ってみるのもいいでしょう。
地方の町だからこそ見つかる将来有望な転職先も
IT関連のお仕事が注目を浴びる昨今の日本社会ですが、
日本人の食卓を支える農業や漁業の素晴らしさが近年再評価され始めています。
豊かな自然環境と勤勉な労働者によって提供される日本産の農作物や魚介類は世界的に大人気です。
食の安全性や健康志向などが国際的にも注目される時代になっており、漁業や農業関連の組織の存在感が日に日に増しています。
地方都市では人材流出が問題となっており、若い世代がごっそりと抜けてしまっている組織も少なくありません。
20代から40代といった若手が即戦力として活躍しやすい分野でもあり、これまでIT企業や商社勤務などで培ってきたノウハウやキャリアを全く別の分野で応用してみたい、
そんな意欲溢れる若手世代にとっても、地方の漁業や農業関連の求人は心が躍る転職先です。
過去の思い出をヒントにする
都内出身の若者にとって、急に地方都市の転職情報を探す事は心理的なハードルが高いかもしれません。
そんな時は自分の過去を振り返ってみましょう。
学生時代に趣味関係で足繫く通っていた地方の町はありませんか。
もしくは毎年夏休みの時期、遊びに出かけていた田舎の親戚のお家は思い浮かびませんか。
記憶の片隅でも自分の思い出に残る田舎町があれば、手始めにその付近の転職情報を探ってみましょう。
馴染みがある地方の都市なら転職後も違和感なく移り住みやすく、多少街並みが変わっていたとしても、
過去の記憶や昔の人脈を頼りにしながら、思いのほか楽しく新生活をスタート出来るかもしれません。